「逃げ」じゃないよ
学校に行かないという選択を、「逃げ」と表現されることに違和感を覚えます。
学校に行っても、
- 辛い思いしかしない
- 心身共に安らげない
ならば、学校に行かないことは、「逃げ」ではなくて「防御」だと思うからです。
「逃げ」だと表現されれば、某アニメの主人公のように「逃げちゃダメだ」という心境になって、逆にどんどん追い詰められるように思います。
学校に行かなくても、義務教育は卒業できます。
学校に通わなくても、高認試験を受けて大学受験をすることも可能です。
大学には、今よりももっと広くて柔軟な世界が待っています。
通信制の高校や大学だってあります。
今いる辛い環境が、永遠に続く訳ではありません。
勇気を出して環境を変えてみると、想像以上に面白いことや人に出会えるかも知れません。
アルバイトなどで、違う年代の人々と触れ合ってみるのもいいと思います。
世の中には色々な考え方の人がいて、違うからこそ面白いのです。
狭い世界の中の、狭い考えに無理に合わせることをしなくても、大丈夫。
ただ、自分の興味のある分野をもっと深く掘り下げて、知識を得たり深めるのは、とても意義深いことです。
学問で得た知識は、あなたの人生を彩り豊かにしてくれて、より広く楽しい世界へと連れて行ってくれます。
学校に行かなくても別の方法で、自分の興味のある分野についての勉強は、是非続けてみてください。
だから、今いる環境が息苦しくて窒息しそうなら、勇気を出して抜け出して、新鮮な空気を吸ってみませんか。
そのために大人に相談をしたいなら、是非、信頼できる人に話してみてください。
その際に気を付けていて欲しいのが、悲しいことに、悪い大人もいるということ。
でも、良い大人もたくさんいます。
注意してください。良い大人は、
- 「お金を払え」とは言いません
- 「あなたの写真が欲しい、見せて」とも言いません
- 「電話で直接話そう、電話番号を教えて」とも言いません
- 「今すぐ会って話そう」とも言いません
あなたがお金を払わなくても、
写真を見せなくても、
電話番号を教えなくても、
すぐに会わなくても、
良い大人は相談に乗ってくれます。
逆に言えば、上のことを要求されると、その相手は信頼できない大人の可能性があります。
別の信頼できる大人は必ずいますので、違う大人を探してください。
新鮮な空気を吸うためにも、「防御」は必要です。
もし、このブログ記事が目に留まった方がいましたら、学校に行かないことは「逃げ」ではないことを、どうか心の片隅に置いてほしいな、と思います。