まずは自分から
4月1日の今日から、新しい生活を始めた方、新しい環境・物事に挑戦していらっしゃる方もたくさんいらっしゃるのではないかと思います。
今日は視点を変えて、以前相談を受けたことについて、気ままに綴ってみたいと思います。
私は無駄に歳も経験も重ねていますから、色々な方から相談を受けることが多々あります。
以前、「誰も自分に話しかけてくれない」、「クラスに馴染めない」、「クラスのみんなが話しかけにくい雰囲気だ」、と悩みを持つ方から、相談を受けたことがあります。
私はそれを聞いて、少し不思議に思ったのを覚えています。
というのは、その方はあくまでも、
- 他の人から自分に話しかけてほしい
- 自分から話しかけるのは嫌だし、出来ない
とおっしゃったからです。
だったら、クラスの雰囲気が多少悪かったり馴染めなくても、仕方がないのではないかな、と思ったのです。
本当にクラスの雰囲気が気に入らないのであれば、自分が変わるしかありません。
自分は変えられるけれども、他人は変えられないからです。
また、その方はクラスメイトたちについて、
- いつも張りつめた表情をしている
- 笑顔がない
とおっしゃっていたのですが、実はそれって、自分のことでもあると思うんです。
自分の学生時代を思い出しても、楽しいクラスの時には、クラスメイト皆が明るい表情をしていました。
残念ながら暗いクラスには馴染みがないのですが、それは私自身がいつも笑っていたからかな、と思います。
私は、家族の中ではあまり楽しい思いをしていませんでしたが、ご近所の小母さま方には、本当に良くしていただきました。
そこで、自分が楽しくなれるものを見つけていつも気持ちを明るくしていれば、周りにも自然と笑顔が集まるものだ、ということを学びました。
今でも、男女・年齢・民族問わず、「話しかけやすい」と言っていただけるのも、幼少期に積んだ経験が功を奏しているのかな、とも思っています。
ですからその方には、
- 「人は鏡」、クラスメイトの表情=自分の表情
- まずは自分から、笑顔で話しかける
ということを僭越ながらアドバイスしました。
また、どうしても自分から話しかけることができないのであれば、
- 「自分が話しかけやすい」と思う人の雰囲気と表情を真似する
- 「自分がされて嬉しいこと」を他の人にもする
ことを試しては、とお伝えしました。
でも、基本的には、自分が変わろうとしない限り、何も変わらないんです。
他の人に求めてはいけないと思います。まずは自分に求めて、自分に足りない部分を自分で補完していかなければ。
また、古今東西・老若男女・民族問わず、「されて嬉しいこと」と「されて嫌なこと」は普遍的で、変わりません。
自分が誰かに、「されて嬉しいこと」を繰り返ししていれば、いつの間にかその“嬉しいこと”は返ってくるものです。
もちろん、見返りを求めてやっていたわけではありませんが、今振り返ってみても、そうなんじゃないかな、と思うことが多々ありました。
また、人間関係も恋愛も、教科書はありません。
自分で実際に経験して、体得して行くものです。
焦らずに、自分にあった方法を見つけていくのも、悪くないと思います。
今日は視点を変えて、偉そうにも綴ってみました。